出口のない迷路

人生って一歩踏み外しただけで、奈落の底に落ちてしまうこともあるのかな?
「人生はやり直しがきく」って言うけどさあ〜
過去の過ちは絶対に直せないんだよ。
やり直しがきく人生って言うのは、せいぜいやり直しのきく失敗しかしてないからさ。

人間って一体、何なんだ?
何を考えているんだ?何を思っているんだ?何が大切なんだ?
進路って何だ?
見える道を歩くべき?自分が選んだ道を歩くべき?
人生って何だ?
堅実なものなのか?しょうもないものなのか?不安定なものか?
世の中って何だ?
子どもには見えないものなのか?先の見えないトンネルのようなものなのか?
いつ、だれが、どこで、どんなことをしていたか何て分かるはずがないよなあ〜
今、当たり前だと思っているもの、当然だと思っているものが突然、変わってしまったら?
その時、人はどうなるのか?
複雑やわぁ、世の中って。うまいこと行かないものだなあ〜
「人生そんなに甘いはずがないだろう!」
そんなことぐらい、言われなくたって十二分に分かってるさ。聞き飽きたよ、その言葉。
僕が知りたいのはそんなんちゃう。
人間はどんなに武器を持ったって、どんなにお金があったって、どんなに権力を握ったって所詮、弱い生き物でしかないことを。
教えてくれよ。
「人生論」はどうでもいい。「人間論」を知りたいよ。
分からへんわ。人生って。
分からへんわ。人間って。